様々なハラスメント


様々なハラスメント

ハラスメントは「嫌がらせ、いじめ」を意味し、職場や学校など様々な集団・場面で相手を不快にさせる、尊厳(そんげん)を傷つける、不利益を与えるといった言動(げんどう)であり問題になっています。「セクシャル・ハラスメント(セクハラ)」、「パワー・ハラスメント(パワハラ)」、「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)」などハラスメントの種類は多くなっています。

特に、職場におけるハラスメントを防ぐために、企業は雇用管理上必要な措置(会社方針の明確化と周知徹底・啓発活動、内部通報制度のような相談体制の整備、ハラスメント行為が発生した場合の迅速かつ適切な対応など)を講じる義務があります。

「職場におけるセクシャル・ハラスメント」は、職場において性的な言動により言動を受けた個人の生活環境を害すること、または性的な言動を受けた個人の対応により個人に不利益を与えることをいいます。

「職場におけるパワー・ハラスメント」とは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務遂行上の適切な範囲を逸脱して、精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為をいいます(事業主によるハラスメント対策は2020年6月から義務化されました)。

「職場におけるマタニティ・ハラスメント」とは、妊娠・出産、育児休業等の制度利用、妊娠または出産に際して業務等への影響を理由として解雇や降格、望まない職場への転換など会社が不利益な取り扱いをすることをいいます。